自分の隣に来ていきなりケータイで通話
私がまだ独身だった頃の体験です。当時私は武蔵小杉駅に自宅がありました。平日金曜の午後9時過ぎ、東急東横線渋谷駅始発の電車に乗り電車が出発するのを待っていたときのことです。私はお客様先からの帰り道でした。当時は会社から徒歩15分の場所に住んでいたので、普段は電車通勤ではありません。
当然満員電車は苦手で、その日も席に座るために電車を1本やり過ごしましたので、まだ電車は空いている座席が数席ある状態でした。一番駅寄りの車両、扉横のシートの端に座っていた私の左隣も一席空いていました。私は本を読みながら電車の出発を待っていました。
その時50代くらいの男性が電車に乗り込んできて、そのまま私の隣に座りました。席に着くなり携帯電話を取り出し、誰かに電話をかけ始めたのです。急ぎの電話なのかもしれません。私は多少気になりながらも、小説の続きを読み始めました。
「・・・あ、俺!俺。いたんだ?何してんの?」隣で大きな声で話し始めたのですから、聞く気がなくても会話は耳に入ってきてしまいます。通話相手とは明らかに急ぎの会話ではありません。「うんうん、アハハハハ。そう思うだろ?そう言えばさー」徐々に周囲の人もざわつき始めました。チラチラと男性の顔を見たり、軽く咳払いをしたり。当の男性は知らんぷりで話を続けています。
私も小説を読むどころではなく、男性のマナーの悪さにイライラが募ってきました。学生の間ずっと生徒会役員を続けてきた真面目一直線の私は、公共の場でマナーを守ることが当然だと思っていました。社会人2年目、まだまだ世間を知らない年代でした。
本人に直接注意
電車が出発する前にきっと辞めるだろう。そう自分に言い聞かせていたのですが、発車のベルが鳴り響いても未だに会話を続けたままでした。我慢の限界だったのでしょうか。今考えても理由はわかりませんが、私は隣の男性に向かってハッキリと物申してしまいました。「電車の中で携帯電話の通話はやめて下さい。迷惑です。」
男性は一瞬ギョッとしたようですが、開き直って私に「あんたに関係ないだろ?」と言ってきたのです。見ず知らずの男性にそう言われても、当時の私はひるむ事なく次々と言葉をまくし立てました。「公共のマナーも守れないんですか?ここはあなたの自宅じゃないんですよ?いい加減にして下さい。」周囲の方々もざわつき始めたせいか、男性は渋々電話を切ってくれました。
今考えると寿命が縮むような出来事ですし、殺されていてもおかしくない状況だと思います。正義感が強いのも考えものの時代になってしまったので、自分の子供たちには真似して欲しくない出来事です。
追記
ケータイでしゃべっているのっておっさんオバサン老害が多い気がするのは気のせい?若い人はラインでやりとりとか通話する場合でも大声にならないように話してるケースが多いと思います。それよりもグループで大声で話している奴が多い気がします。(しかもケータイの通話以上にうるさい)ホントになんとかしてほしいです。
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