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バスで交通事故にあったが幸い物損事故だけで済んだ

バスで交通事故にあう

10年以上前になりますが、通勤に市営バスを利用していた時の話です。比較的混雑の少ない路線だったこともあり、幸い座れたことの方が多い帰路でした。その日は年の瀬の週末ということもあり「随分混んでいるんだなぁ」と感じた覚えがあります。

運転席のすぐ後ろに座り、疲れていたこともありぼーっとしながら窓の外を眺めていたのですが、白いものがすごい勢いで近づいてくるなぁ・・・と思った途端、運転手さんの切羽詰まった「急ブレーキにご注意を!」とのアナウンスとけたたましく鳴るブレーキ音、そして「ガツン」という衝撃。

どうやらその白い物体は、強引に交差点に進入しようとしていたセダン車で、同じように強引な運転をしていた車を避けようとしてハンドル操作を誤り、バス側面に激突してしまったようでした。渋滞が幸いしてスピードもさほどなかったことから、急ブレーキで転倒する乗客もおらずけが人は無し。セダンの運転手も無傷だったのは、本当に不幸中の幸いだったかと思います。

事故処理はサクサクと進んでいったのですが、事故車両であるバスはその時点で運行停止になるとのこと。すぐに代行車両のワゴンが手配されて乗客は乗り移っていったのですが、最も激突場所の近くに座っていた私は「証人」としての証言を依頼され、特に急ぎの予定もなかったことから一人残ることになりました。

証言とは言っても、ぶつけた本人が警察に通報するほど冷静な男性でしたので、私は聞かれたことに対し首を縦横に数回振るだけでした。1時間もせずに解放され、その次に来たバスに乗っていくように指示されたのですが、その事故よりもその先に大変な事態が待ち構えていようとは!

クリスマスで大渋滞

年の瀬は何かと渋滞が起こりやすいものですが、その年の渋滞は各メディアで取り上げられるほど異様な風景でした。ある百貨店がクリスマスのイルミネーションを行っていたのですが、その点灯時間である18時に合わせて路上駐車の嵐となり、警察まで出動するような大騒ぎになっていたのです。

大げさではなく、通常10分で到着するバスも1時間以上かかってしまう始末で、全く身動きが取れないので、多少距離はあってもバスから降りて歩く方の方が多いくらいでした。その日もイルミネーション渋滞でバスは遅々として進まず、一人降り二人降り・・・最終的に車内に残ったのは、足の悪い年配の女性と疲れ果てた私、それに若い運転手さんの3人だけでした。

歩くことも考えたのですが、こうなったら最後までバスのお世話になろうと座り込んでいた私に、「前の席にいらっしゃいませんか?」と運転手さんから提案され、それもそうだと席を移動。どうやら事故があったことだけをご存じだったお二人が、その詳細を私から聞きたかったから呼んでいただけたようでした。乗客と会話をしながら乗務するのはもしかしたら褒められたことではないのかもしれません。

それでも、「事故」の当事者になってしまったショックを少なからず感じていた私にとって、「大変だったね、ケガが無くてよかったね」とお二人から声をかけられたのは、何よりもホッとする嬉しいお心遣いでした。目的地である終点近くまで進んでも、あまりの渋滞にバスを寄せることができないほどでしたので、多重車線の真ん中でバスを降りなくてはなりませんでした。

運転手さんから頼まれ、女性の手を引いて私が一緒に歩道まで行くことになったのですが、無事に歩道に上がりバスを振り向くと、運転席から大きく手を振っていてくれたのを今でも覚えています。その路線に乗ることは今はもうなくなりましたが、クリスマスが近づくと毎年思い出す話です。おば様、運転手さん、今でもお元気でいらっしゃいますか?

    上記の記事はあくまでも個人の感想であり特定の業者などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報はお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。

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