めちゃ安いアパート
3年前に義実家での同居を解消する事になり、ゆっくり探す間も無く賃料がとても安い1Kのアパートに引っ越しを決めました。主人の会社の方が住んでいるアパートを紹介され、不動産屋を通して契約を交わしました。
内覧の段階ではキッチンの日当たりは少し悪いかな?と感じましたが、主に過ごすリビングの方は日当たりも良いと感じました。またトイレは和式でしたが洋式として使えるよう洋式の被せるものが設置されていました。出来れば洋式が良かったですが、蓄えもそんなに無いままの引っ越しでしたし、贅沢は言ってられないとそこに決めました。
その物件の大家さんが、とても良い方で入居の半月ほど前から鍵をお貸しして下さりちょっとした荷物などの運び入れもさせて頂きました。また、お風呂場の壁も古くなって剥がれていましたが、主人が塗装業だったため塗り替えしても大丈夫と言ってもらえたので主人自ら壁のペンキの塗り替えを行いました。そこまではとても良かったのです。
厳しい決まり事もなく比較的自由に出来ると喜んでいたのですが、住み始めてみて、何故こんなにも賃料が安いのかが分かったのです。まず入居して一週間程経ったある日朝起きて布団を畳もうとすると布団の裏にカビが生えていました。
その布団は引っ越しを機に購入した物でもちろん使用したのはまだたったの一週間程でした。フローリングでしたし、もちろん結露なども発生するのは覚悟していましたが、フローリングに直接布団を敷いているならまだしも、カーペットの上に敷いていてもカビが生えました。
また、カーペットも同時期に購入したのですがその下をめくるとこちらも同様にカビが生えていました。この時点で湿気がこもりやすい家なのだなと気づき始めましたが、昼間の換気も防犯上の理由から長時間は難しく、午前と午後に1時間ずつするのがやっとでした。それでもカビはどんどん広がっていきました。
虫バリアフリー?
次に虫が大量発生しました。ゴキブリは勿論の事、床下の隙間からアリが大量発生、2日ほど家を留守にするとお風呂場に小蝿が数百匹わき、ゲジゲジ、蜘蛛、など。中でもとてもゾッとしたのがチリダニです。夏場にキッチンのテーブルの上をふと見ると砂糖のようなものが大量にこぼれていました。
主人がこぼしたのかと思い、布巾で綺麗に拭き取り眠りにつきました。翌朝目を覚ますと、また砂糖のようなものが大量にこぼれているのです。主人に聞いても知らないと言います。
その砂糖のようなものをよくよくみて見ると、一粒一粒がうごめいているのです。あの時ばかりは家にいられず実家に避難し、主人にダニアースやバルサンなどを炊いてもらいました。数日後帰宅するとまだ多少は残っていましたが、だいぶ量は減ったようでした。
次の日からは防犯なんか御構い無しに、一日中窓という窓を全開にし家の中に空気の通り道を作るようにしました。チリダニは湿気や暗い場所を好むと聞いたので湿気を逃がすためのものです。案の定、一週間もすれば1日に1~2匹見かけるくらいまで落ち着きました。チリダニのせいで色んな薬剤を購入したりで余計な出費が痛かったです。
次にびっくりしたのは、ある日の日中、家の中に何かの気配を感じていました。ただ、物音が聞こえたとかではなくなんとなくの勘でした。その夜お米を炊こうと米袋を開いたら気配の正体が袋の中のお米の上をグルグル走り回っていたのです。正体はネズミでした。もちろんそのお米は全て処分、それも痛い出費となりました。
それ以外にも真夜中にお手洗いに起きた所キッチンの天井から滝のように水が降っていたりした事もありました。水道管破裂による水漏れでした。
それからたくさん、色んな賃貸アパートを渡り歩きましたが、あんなにひどい物件はそれ以降ありませんでした。一見日当たりが良くても駐車場は砂利だったので雑草なども生えますし、それも虫が発生する原因だったのでは?と思います。次にまた引っ越す時には隅々まで念入りに調べてから決めたいと思います。
うp主より
虫嫌いな方が上記のような部屋に入ったら気絶するかも?うp主もこれは強烈な事故物件なみのすごさだと思いました。なおこの記事はあくまで個人の感想であり特定の業者などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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