大型集合住宅は大変
大規模な集合住宅(800世帯以上)なので、近隣の各戸との関係には、かなり気を遣って生活しています。それはここに住んでいる人たちのほとんどにとっても同様だと思います。それでも、毎月あるマンションの自治会の会合では毎回のように、上階の騒音やベランダで吸うタバコの煙、洗濯物が邪魔、ベランダで犬の声がする、などの苦情の報告がなされます。
7年前、現在のマンションを購入し居住を始めました。当時6歳と2歳の男の子がいましたので、もし子供のいないご家庭や高齢者のいるご家庭だったらうるさくして迷惑をかけてしまうかもしれないと思い、引っ越して来た時に隣と階下のお宅に菓子折を持ってご挨拶に行きました。幸いどちらのお宅にも同じような年頃の男の子がおり、「何かあってもお互い様ですから」というような話をして、少し安堵したのを覚えています。
ところが1年ほど経ったとき、在駐の管理人室から電話がありました。「すみませんが、そちらにピアノはありますか?」という問い合わせ。何なのだろうと思いながら「ある」と答えると、「休日の朝早くピアノの音が聞こえて迷惑していると下のお宅から苦情がありまして」と言われました。普段はピアノは夕方頃に子供達が弾いているのですが、ここ数週間の土曜・日曜には、朝9時頃にふざけてむちゃくちゃな音を出して遊んでいたのを思い出し、「あ、それ、うちかもしれません。すみません」と素直にあやまりました。
定期的に苦情の電話が
その件は以後、何事もなく終息しました。しかしそれからも、半年ごとに何かと苦情の電話が、管理人室を経由してやってきました。「お宅のベランダから何かヒモのようなものがぶらさがっていませんか?」「洗濯機を夜に回していませんか?」「ベランダに干しているシーツの影ががちらちらして気になるそうです」などなど、毎回内容は違います。
「すみません、以降は気を付けます」と言えばそれ以上追求されることはありません。エレベーターなどでばったり会ったときも、にこやかに挨拶を交わし、直接文句を言われることもありません。しかし定期的に苦情が寄せられるので、これは目を付けられてしまったかも・・・と思いました。それどころか、顔を合わせる機会があるのに直接何かを言われることがないというのも、逆に不気味でした。
しかしいっぽうで、管理人さんが間に入ってくれているのが良いのか・・・とも思い、第三者の存在のありがたさも感じました。これが戸建ての家の隣同士だったりしたら、直接対決は避けられませんから、関係は悪化するばかりだったでしょう。
今年の夏以降、わが家では大々的にフローリング張り替えのリフォームを計画しています。件の階下のお宅にも挨拶に行き工事の同意書に署名してもらわなければなりません。今から気が重いです。
おことわり
この記事はあくまで個人の感想であり特定の業者や個人などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。住宅を購入したりお部屋を借りるというのは決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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