失敗も多かった私
その頃私は学生で一人暮らしをしていました。お金がなかったので毎日なるべく自炊をするようにしていたのですが、実家では母に頼りっきりで料理も掃除もほとんど手伝っていなかったので毎日試行錯誤でした。最初の頃は洗濯物はしわしわで、端の方を伸ばさなかったので団子状になったまま干してしまい、端だけが乾いていなかったり、安いと思って購入した食材が実はとても高かったり、買った食材を使い切れなくて腐らせてしまったりカビが生えてしまったり、そのような失敗を繰り返していました。
ですが、最も失敗したと思うのは一人暮らし一年目の夏の出来事です。普段は果物など買う余裕がない私でしたがある日サークルの仲間同士で集まって海でバーベキューをしたりスイカ割りをしたりして一日遊ぶイベントがありました。バーベキューの日がなかなかつかなかったり、風が強くて食材が砂まみれだったりとそのイベント自体もハプニング続出だったのですが、私の失敗談はその話ではありません。
スイカを持ち帰る
スイカ割りの時、大玉のスイカを2玉も割った私達でしたが人数に対して多すぎて食べきれなかったので、どうするかという話になり、結局じゃんけんで負けた私が残りのスイカを持ち帰ることになりました。それはそれでありがたくいただき、家で食べたのですが問題はその後です。
実はその次の日から私は実家に帰省する予定にしていたのです。夏休みだったので期間は一週間と少し長めでした。それなのに、まだ生活力も家事力も足りなかった私は食べ終わった後のスイカの皮を台所の三角コーナーに置いたまま帰省してしまったのです。
帰ってきたら虫がお出迎え
何も考えず、一週間帰省して実家でのんびりして、帰宅した時、部屋のドアを開けたとたんありえないほど小バエがぶんぶんしていて、最初は何が何だかわからず思わずドアを閉めてしまいました。でもいつまでも部屋に入らないわけにも行かず、恐る恐るまたドアを開け、気持ち悪くなりつつ部屋の中に入りました。
狭い部屋なので、どこに小バエが一番多くいるのかはすぐわかり、元凶があの水分たっぷりのスイカの皮であったことがわかりました。しかも、そのスイカの皮には今思い出しても気持ち悪くなるほどウジ虫がわいていたのです。泣きそうでした。
それから、急いでビニール袋を手袋代わりに二重に手にはめてゴミ袋にスイカの皮を押し込み、袋を三重に縛ってゴミに出したり、小バエ対策の虫取り用品を買いに走ったりと本当に散々でした。それ以来、生ゴミの処理にはかなり気をつけるようになりました。
おことわり
この記事はあくまで個人の感想であり特定の個人や業者などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。お部屋を借りるというのは決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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