マンションでの子育ては気使う
まだ子どもが小さかった時のことです。ちょっと古いマンションに引っ越しました。3階の角部屋でした。隣と上下の方にはご挨拶をしに行きました。下の部屋の方、ドアを少しだけ開け無言で挨拶の品を受け取られました。ちょっと嫌な感じがしたんです・・・
それから間もなくして1階にある集合ポストに無記名の手紙が入っていました。子どもの足音がうるさいので迷惑かけないようにしてといった内容でした。多分下の方だろうなと思いました。同じくらいの子どもがいるマンションの方に相談すると、あの方ならやりそうと言われました。ちょっと気が重かったけど謝罪に行ってみました。「子どもがうるさくしてすみません。できるだけ気を付けます」するとこう言うのです。「私はそんなこと知りません・・・うるさいとか思ってませんから・・・」
音に神経質な住人
大家さんが1階に住んでいるマンションで、大家さんにも話してみました。下の方は小学生のお子さんがいる中年の女性で、体の不調があったようです。少し気を付けてあげてねと言われました。それからはとにかく子どもが走らないようにはねないようにと注意しました。
そのうち私に二人目ができ出産しました。わりあいおとなしい子だったんですが、半年ほど過ぎたころ夜泣きが始まりました。ある日の夜中1時か2時くらいだったでしょうか・・・「えーんえーん」と夜泣きし始めました。
私はすぐに起きだして胸に抱き、体をとんとんしたり授乳したりなんとか泣き止まそうとしていました。すると家の電話が「ジリリリーン」と鳴ったのです。電話は大家さんからでした。「赤ちゃん泣いてるの?外に出てみたら?」私はピンと来て「下の方から苦情が入ったんですね?」
大家さん「うーん、まぁそうなのよ・・・あなたも大変だけどよろしく頼むわ」私は思いました。申し訳ないとは思うけど、ご自分も子どもがいるのに・・・と。そのときはそう思ってしまいました。
後から思ったけど
下の方は精神的に何か疾患または障害があったのではないかと思います。神経が過敏になるとちょっとした音がものすごく気になると聞きましたので。でもあの時は、私もまた苦情が入るのではとびくびくして生活しなくてはならず、子どもものびのびできずかわいそうでした。
その後戸建てに引っ越すことになり、音のことを気にせず生活できるっていいなぁとつくづく思いました。子どもにも静かにしなさいと叱らなくていい。ご近所にどんな方が住んでいるかで毎日の生活がこんなに変わるものなんだなぁと感じた出来事でした。
おことわり
この記事はあくまでも個人の感想であり特定の業者や個人などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。お部屋を借りるというのは決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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