洗濯してたら水浸し
イタリアに来て、初めて一人暮らしを始めた頃の話です。日本と全く勝手が違う国で、一人暮らしという事で様々な失敗がありました。備え付けの洗濯機を初めて使用した時のことです。
洗濯の中盤辺りから、いきなり水が溢れ出し、洗濯機があった台所の床、あれよあれよと言う間に水浸しになりました。急いで洗濯機を止めたけれど、それでも水は止まらず、慌てて、アパートの隣の方を呼びに行きました。
私の慌てふためいた様子に、一緒に飛んできてくれて、アパート内が水浸しなのを見て唖然とされていました。そして、洗濯機を点検して、なんと洗濯機の排水ホースが床に垂れていたのを見つけてくれたのです。
その洗濯機は古い型で、洗濯をする時は排水ホースを、台所の流し(の排水口)に入れて回さなければいけなかったとのこと。日本でも一人暮らしをした経験はありましたが、まさかそんな洗濯機があるとは思いもしませんでした。
ベランダの排水溝から浸水
次に起こった事件は、台風が来た時のことです。夜中にトイレに起き、ベットから降りようとすると足に冷たい感触があり、ねぼているのかと思い電気を点けると、何と家の中がまたもや水浸しに・・・窓もドアもしっかりしまっている筈なのに、一体どこからこんなに水が入り込んできたのかわからず、ただ、仕方なく朝まで、バケツで水を汲みトイレに流す作業を永遠に続けました。
翌朝、管理人さんに連絡をするとすぐに飛んできてくれ、原因がわかりました。雨水が、台所からベランダへ続く窓からから入り込んだとのこと。ベランダに排水溝があるのですが、私がそこの掃除を怠っていた為、排水溝が詰まっていてベランダに水が溜まりそれが家の中へ浸水してきたのです。
確かに、排水溝を見たら、枯葉が沢山詰まっていましたが・・・。滅多にベランダに出ることもなかったので、排水溝のことも知らず、排水溝を掃除しなければならないなんて考えもしませんでした。隣の方は、またもや私の家が水浸しになっているのを見て本当に驚いていました。
夏に起きたのですが、ベットの下には冬物を入れた衣装ケースや、バック類を収納していたので、その全てが水に浸かり・・・洋服は洗濯して着る事ができましたが、皮のバックなどは処分せざるをえませんでした。また、1番ショックだったのは、友人や家族から貰った手紙等も、ベット下の箱に入れていて、全て濡れて全く読めなくなってしまったことです。乾かしても滲んでしまったものは読めず、捨てるしかありませんでした。
うp主から補足
海外の事情は詳しくないのですが建物の構造自体が根本的に違うと思われます。洗濯機も全自動洗濯機だと排水ホースは大半が固定ですがひと昔前の二層式洗濯機ですと洗濯の都度ホースをセットというのも多々ありました。(終わったら片づけるというもの)
なおこの記事はあくまで個人の感想であり特定の個人や業者などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。お部屋を借りるというのは決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
スポンサーリンク