最近この手の動画
が急に増えて来た気がします。内容としては不倫された妻(または夫)が復讐なり慰謝料もらうなり親権もらうなりをするまでの過程をわざわざつべにうpするというものです。ちなみにサレ夫サレ妻の意味ですが、サレ=「不倫や浮気をされた」意味のようです。(ネットスラングですので初めて見る方もいらっしゃるかもしれません)
実はウソ?
少し考えれば分かる事なのですがこの手の当事者って話し合いなり調停やら(場合によっては子育て)と並行して動画制作が出来るとはとても考えにくく大半がフィクションかと思われます。そもそも精神的肉体的にダメージを負っているのにWEBで公開なんか考えられないというのが一般的な考えかと思います。またはサレ妻サレ夫当事者から体験談を買い下記のように収益化しているなど。(勿論本当にご自身でしている方も居るかもしれませんがごくごく少数かと思われます。)裁判経験のある知人にも聞いてみたのですが「まあ無理」とのことでした。
理由は動画制作だけでも骨の折れる作業なのに自分の人生にかかわる事と同時進行で出来るものかという疑問があって自社の従業員とか知り合いなどにも聞いてみたのですがほぼ全員「無理」と。その証拠に上がっている動画のほぼすべてで料理風景を背景にして事象を字幕またはナレーションで動画にしている、その料理動画も料理自体が下手くそだったりとか何故か手が派手なネイルだったり「ホントに料理作る気あるの?」といったものです。
なぜこんな動画が
上がるのかと言えば一言で言えば「金儲け」です。シナリオを体験者から買うかまたは募集して適当な背景をつけて字幕やらナレーションをつければ完成です。しかもこれらは外注可能です。おまけにブログ記事ならばすぐ読める内容でも10分くらいの動画にしてうまく分割すれば視聴回数やはたまたチャンネル登録者数も上がって収益が得やすくなります。
また推測ですが情報商材屋が「このような動画を作れば月〇〇万円稼げます」とか謳って販売している可能性も十分考えられます。(何故って上記でも記しましたが動画構成が似ているから)また探偵事務所などがいわゆる「ステマ」(ステルスマーケティング:簡潔に記しますと広告と分からないようにして口コミや個人の感想などを装い商品などを宣伝する行為)目的で作っている場合もあるようです。(実際探偵事務所や弁護士法人のアフィリエイトは存在します)
エンタメとして
見る分にはまあ暇つぶしにはなるかもしれませんが。一時期某掲示板のスレをコピペしてBGMつけて字幕にして動画にするというのがありましたが現在この手の動画はようつべ運営側で「内容が無いコンテンツ」として収益化出来ないようになっているようです、ただ背景やBGMを適当に付けて字幕入れて動画にしているのは現在でも多々あります。YouTubeの機能も日進月歩で進んでいるようですのでいずれは自然と淘汰されるのではないかと思います。
おことわり
上記の記事はあくまでも執筆者個人の見解や感想であり特定の個人などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報に関しましてはお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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