お部屋サーチ

一人暮らしをウン十年しているうp主が賃貸物件のいろいろなことを研究しています。

基礎知識 引っ越し 記事

財政再生団体について

コレって何?

以下は正確さよりも分かりやすさを優先して執筆しています。ご了承下さい。民間企業でいう「事実上の破産」に該当するもので、当該時自体の財政が破綻状態になり、財政再建計画を策定し総務大臣の同意を得た地方自治体を指します。

再建の前提として、下記にも記しましたが住民負担の増加などが前提になる上、財政への指導を通じて自治体そのものが実質的に国の管理下に置かれるため、自治体として主体的に運営することが不可能になります。

類似のものに財政再建団体や財政健全化団体というのがありますがコレを開設すると1記事ではとても収まらないのでココでは省略します。

影響は?

お断り:実例が少ないので推測や予想を多分に含んでいます。ご了承ください。

住人側

一言で言うと最低限のサービスを最高額の支払いで受ける(泣)になります。住民税をはじめとした住民負担を法で定める最大額に引き上げて、道路に穴が開いて補修が必要な時ですらお国のお伺いを立てなければなりません。

自治体独自のサービスはすべてなくなるといってもいいと思います。例えば、保健センターや子育て支援センターのようなもの、公営交通や美術館や図書館(これらは民間で採算が取れそうなら事業売却して売却先が引き継ぐ場合もあるようです。)北海道の某市の場合すべて閉鎖になりました。

小中学校も最低限の数を残しあとは統廃合されてしまいました。(某市では小学校が7校、中学校が4校あったのがそれぞれ1校ずつに減らされたそうです)また各種の補助金もすべて廃止されてしまいました。本当に最低限のものしか残らなくなります。

自治体職員

役所で働く側も残業が発生しても残業代はほぼ出なくなりますし自治体からの委託事業もほぼすべて出来なくなりますので役所の人間が自前でと言ったケースも。なにより給料などが最低限に抑えられますので某市では真っ先にお偉いさん(部長とか課長)が辞めてしまったとか。職員数も最低限度まで減らされ職員への給与も最低生活費+αくらいにまで下げられたとか。議会の定数も最低限の数しか認められなくなりおまけに議員報酬も非正規社員程度しか支給されなくなります。

こんなの住みたくない

こんなのですので当然ですが人口は減ります。(当たり前ですね)いわゆる子育て世代なんかは福祉を求めて真っ先に近隣などの自治体に引っ越してしまいます。いわゆる「足で行う投票」とも言われます。

最近ですとSNSやネットの普及でこういった財政再建団体まで行かなくても財政がヤバイ自治体は全国に点在しますし行政サービスの比較も簡単に出来てしまいます。より良いところへ引っ越そうというのは年齢や性別問わずお考えかと思います。

結果高齢者や何らかの事情で引っ越し出来ない方などが残ってしまいます。当然ですがこういう街に引っ越そうなんていうモノ好きは居ないと思われます。

おことわり

上記の記事はあくまでも執筆者個人の見解や感想であり特定の地域などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報に関しましてはお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。

スポンサーリンク


-基礎知識, 引っ越し, 記事

関連記事

マンションとアパートの違いとは?

回答から申し上げますと「明確な基準は無い」です。なので単に名称の違いということになります。しいてあげるなら、マンションは3階建て以上の木造以外の建物という事になるでしょうか。まあ3階建て軽量鉄骨のアパ …

NHK住所変更届裏面

NHK理事がTV出演

政治団体から正式な政党へ 皆さまご存知の通り令和元年7月の参議院選挙でNHKから国民を守る党が1議席を獲得して地方区でも大量に候補者を擁立した結果、政党要件を大きく上回る得票率となり正式な政党として認 …

にゃあ~

1人の市民のせいで公園廃止

上級国民のせいで公園廃止 某教育県の県庁所在地にある公園が1人の上級国民のせいで廃止になったそうです。なんでも「子供の声がうるさい」とかなんとか言っているらしいが。 過去には公園で遊んでいる子供を呼び …

バスで席を譲ったがなんかバツ悪い

席を譲ろうとしたけど 普段から公共機関を乗る機会が少ないですが、乗る時にはどうしても座りたいと思ってしまい、並んで席を取ろうとしてしまいます。しかし、私が席に座っていた時に妊婦さんやお子様連れ、ご年配 …

学生の入居審査は一苦労?

学生を嫌がる大家と住民 大学院時代の話です。大学の少し離れた場所で部屋を借りることになり、いくつかの候補の中から予算的にぴたりと合う部屋がありました。木造の一般的なアパートです。これに申し込んだのです …