隣の音はする?
ここでは賃貸物件(=大半が共同住宅なので)を借りる上で避けては通れない「音」の問題について考えてみたいと思います。隣の音が聞こえてうるさい! 壁が薄いから聞こえるんだ! (特に大手?)アパートはまる聞こえだから嫌だ!そう考える人は多いと思います。
そして現地に着くと、不動産屋の営業マンが壁を叩いて「ちゃんとコンクリートで硬いです。これなら音が漏れないですよ」と言う。あなたも実際に叩いて「たしかに硬い、これなら平気かも?」と思ってしまいます。これは営業マンがよく使う営業テクニックです。初めて部屋探しをする方は、建物の構造の事をほとんど、いや全く知らない方が大半だと思います。
壁を叩いてみて硬いし、不動産のプロの営業の人も言ってるし、大丈夫そうだなと思わないでください。隣や上の音に関しては住んでみなければ全く分からないです。外の音に関しては(クルマや列車の音)ある程度は分かるでしょうか。そもそも賃貸物件で隣の音が全くしないという物件の方が珍しい気がしますが。。。隣の音響きまくりという物件ならいくらでもあります。(例:レ○○レス、なんとか建託などなど)アパートの場合、構造は木造や軽量鉄骨が大半です。マンションでRC(鉄筋コンクリート造の略)とかが一般的ですがコンクリートの厚さなど構造でも遮音性能は変わってきます。なのですが、営業マンはお客さん(あなた)を、納得させないといけません。そこで、手っ取り早く壁を叩いてみせたり、あなたに叩かせてみて安心させるのです。ここで安心して借りてしまうと、大きな落とし穴にはまってしまいます!
通常マンションでは(鉄筋コンクリート建ての場合)コンクリートの壁の外側にボードを設けて、その上にクロス(壁紙)を貼っていきます。叩いてコンクリートの感触があるものは、クロスを直張り(コンクリートに直接貼る)しています。なぜこれが落とし穴なのでしょうか?
コンクリートは結露が生じやすく、直張りしているとクロスにカビが生えたり、クロスそのものが剥がれやすくなります。部屋の賃貸契約は通常2年間、その期間が満了するまでに、剥がれてくる可能性が高くなります。(入居者のせいではないので家主負担での修繕にはなるだろうが別のトラブルも?)音以外に悩まされる可能性が高く、あまりオススメは出来ません。
防音フローリングとは?
「フローリングの床なのにやけに柔らかい床だな?」こんな風に感じる物件にあたった事は無いでしょうか? この床はフローリングの下に更にクッション材が入っています。下の階や隣に足音が聞こえにくくする為の、クッション材です。決して木が腐っていたり、痛んでるわけではありません。フローリングは音が響きやすいので、クッションフロアにしたりと、(余談:うp主の物件も。掃除やお手入れは楽チンで良いが。)工夫を凝らして防音に気を使っている物件がありますが、クッションフロアよりも、フローリングの方が人気が高いので、こういった物件もあるのです。
防音というと壁ばかり気にする方がいますが、防音は壁だけではありません。こういった配慮がなされている物件は、防音にすごく気を使っている事が多いですので、気になる方は、防音フローリングの部屋を探してみてはいかがでしょうか。なかなか無いかもしれませんが。
入居後に騒音に悩まされている方はこちらの記事もご覧ください。
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