実家を売却してマンションへ引っ越し
就職を機に親元を離れて一人暮らしをしていました。母はもうすでにいなくて、父が病気になったために実家に戻りました。その後父も亡くなり、しばらくはそのまま実家に住んでいましたが、当時勤めていた職場までかなりの距離があり、また交通の便もあまり良くなかったために売りに出すことにしました。
築年数は比較的新しく、閑静な住宅街で人気のエリアだったこともあり買い手はすぐにつきました。そしてわたしの方は当時犬を飼っていたため、ペット可で散歩に便利な公園がすぐ近くにある新築の分譲マンションを購入して引っ越すことにしました。
新しいオーナーさんへの実家の引き渡しが年明け早々に決まり、引っ越しの準備を着々と進めていたところ、入居予定のマンションが完成するのが春先に遅れたため、いったん賃貸住宅に移ることになりました。わたしひとりであればどんなアパートでもいいのですが、犬がいたためにペット可の物件を探さなければならず、また引き渡し日もせまっていたのでとてもあせりましたが、たまたまネットでやはり新築の賃貸住宅でペット可の物件を見つけてさっそく不動産屋に連絡をとりました。
ペット可のマンションはどこも人気
わたしの住んでいる地域では、新築のペット可の賃貸住宅は少なく人気があるためにすぐにいっぱいになってしまいますが、ちょうど1階でまだ決まっていない部屋があったため内覧させてもらうことにしました。ところが、年末の仕事の忙しさに加えて引っ越しの準備などで体力が弱っていたために、インフルエンザにかかってしまい内覧に行けなくなってしまいました。
すると、一緒に行く予定だった不動産屋の社員の女性が、寝込んでいるわたしのためにひとりで内覧してきてくれて、部屋や水回りなどの写真を数枚撮って送ってくれたのです。どちらにしても数ヵ月後にはまたすぐに引っ越しをする仮住まいでしたし、またペット可の賃貸物件を急きょ探すのは難しいためにそのアパートを借りることは決めていましたが、不動産屋がそこまでしてくれるとは思いもよらず、また肉体的にも精神的にも弱っていたこともあり、その親切な対応が身に染みてとても感激しました。
ところがその後また問題が起きました。その物件では飼ってもよいペットの種類や大きさが厳密に決められていて、ペットの写真を管理会社に提出しなければなりませんでした。犬では小型犬のみ飼育可だったのですが、うちの犬は中型犬だったのです。
するとまた、内覧にひとりで行ってくれた不動産屋の担当の女性が、うちの犬の写真の中から、うちの犬がまだ3ヶ月くらいの子犬のときの写真を見つけ出してくれて、この写真で犬種は雑種ということで提出しましょうと提案してくれました。おかげで審査も問題なく通り、無事に引っ越しすることができました。それまでにも何度か不動産屋にはお世話になったことがありましたが、あれほど親切で頼りになる不動産屋は過去にもおそらく先にもないと思います。
おことわり
この記事はあくまで個人の感想であり特定の業者などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。お部屋を借りるというのは決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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