当サイトに質問がありましたのでご回答するとともに記事にしてみました。
下の階の輩がうるさい!
質問:私は7年半前に現在の物件に入居しました。はじめは真下に事務所?が入居していてとても静かでした。 その事務所が出て行き次にITもどき?の会社が入居、深夜までガヤガヤ煩くてまあ私も夜型なのでさほど気にはしていませんでしたが駐車場を契約せずに空いてる所に止めていてこれまたうるさいので近隣から家主にクレーム、結局駐車場を契約させられていました。ほどなくしてこのITもどきも退去、また静かな日々を過ごしていたら去年春にこども英語教室がやってきました。当然のごとくこどもの騒音でうるさく、去年は週3日で時間数も少なかったですが今年に入り週5日で午後から4時間ほどしていて講師がギター弾くわ、(この物件は楽器禁止のはず)当然こどもはドタバタうるさいわギャーギャーうるさいわ、それにとどめを刺すようにこどもの親がスクール終了後も30分以上ベチャベチャしゃべっていてうるさいです。当方仕事がら部屋に居る時間が長いのでこれはキツイです。どんな対策があるのかご教示頂ければ幸いです。
回答
心中お見舞い申し上げます。大まかな流れとしては、担当不動産店または管理会社に相談⇒そこから騒音主に警告⇒⇒⇒家主に相談(連絡が取れれば)遠方等で連絡が難しければパス。⇒⇒⇒仕方が無いので法的措置を検討。手始めに証拠集め。例:騒音を録音または録画、騒音の起きた日時などをメモに記録。(裁判や調停で証拠になります)不眠などの心身の変調があるなら診断書をとるのもよいです。場合によっては傷害罪などとして刑事事件として告発することも可能です。⇒⇒⇒それをもとに内容証明を出す。※この辺から専門家に関与して貰う方がよい。悪い言い方にすると「脅しをかける。」⇒⇒⇒調停や民事訴訟または少額訴訟の検討。(少額訴訟には要件があるので、また出来ないものも多々あるので注意)
裁判で勝っても?
ただし訴訟で勝訴しても実際に慰謝料などで受け取れる金額は10万円~多くても数十万程度と言われています。下手をすると1日あたり1000円程度しかにならない例もあるようです。弁護士費用は(依頼すれば)必ず発生するので持ち出しがおきる事も多いらしいです。 訴訟はどうしても泣き寝入りしたくない場合の最後の手段として考えておいた方がよいでしょう。
裁判や調停でのポイント
調停や訴訟で争点になるのは、騒音が「受忍限度」を超えているかどうかです。「受忍限度」というのは、環境条例などに定められた基準が1つの目安になります。具体的な数値は条例ごとに違い、同じ自治体でも地域によって異なる場合もあります。調停や訴訟を考える際は、自分の住んでいる地域の基準を確認しておいたほうがよいです。また入居の先後の関係も、裁判で考慮される要素の1つとなることがあります。(当然だが自身が先に入居していてあとから騒音源が入居のパターンの方が有利)
分譲賃貸(分譲されたマンションを家主が賃貸に出している)に入居されている場合は管理組合があるかと思いますのでそちらに相談という手もあります。また自身だけでなく複数の住人が被害を被っているなら、騒音は区分所有法に定められた「建物の保存に有害な行為その他建物の管理又は使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為」(6条)にあたるとして、入居者に代わって管理組合が訴訟を起こすことも可能です。
またADR(裁判外紛争解決手続き)という手段もあります。まあ要するに引っ越し費用、次の物件の初期費用程度がゲット出来れば上出来かもしれません。(それを前提に交渉する手もありかと思いますが)ここまで手間をかけるくらいなら府には落ちるかもしれませんが引越しを検討した方が良いかもしれません。
じゃあ?
騒音発生源の主に直接言えばいいじゃん?という声も聞こえますが素性が分かっている場合はよいとして賃貸物件の場合隣の入居者が誰かと言う事も珍しい事ではないです。加害者に逆ギレされて怪我とかになったらシャレになりませんので直接加害者に言うというのはあえてやらないほうが無難です。内容証明を出すことが出来れば被害者の意思は十分に伝わるかと思いますので。
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うちも下にダニ教室あったけど苦情殺到で出て行った。めでたしめでたし(笑)