自分が一番に出勤しないと他の社員が機械使えない
一人暮らしをしていた当時、自分は勤めていた会社で使用していた機械のメンテナンスの仕事を行っていました。ちなみに当時この機械をメンテナンスできたのは社内で自分だけでした。紙を加工して商品を作るという機械であり、これを作動させるためには毎回1時間ほどのメンテナンスを行う必要がありました。
そのため自分は誰よりも早く出勤し、機械をメンテナンスして他の社員の到着を待っていたのです。このような重要な役割があったにも関わらず、この会社に勤めているときに二度ほど寝坊してしまったことがあります。一人暮らしであるがゆえに、寝坊してもそれに気づいてくれる人はいません。
一度かなり深い眠りに就いてしまったことがあります。このとき出社しない自分を心配した上司が何度も携帯電話に連絡してくれたらしく、着信履歴に数えきれないほどの会社の名前がありました。ちなみに寝坊で二回遅刻したことはありますが、その他の理由で遅刻したことは一度もありません。
それゆえに寝坊で遅刻した際は上司や同僚に「何かあったのでは?」という心配をかけてしまったのです。二回目の寝坊の際はそれほど社員が慌てた様子もなく、携帯電話によって起こされた後に上司が「気をつけて来いよ」と一言延べ、ことは終了しました。
妻にしこたま怒られて
しかしこの状況を耳にして激怒したのは当時付き合っていた妻です。妻はかなりしっかりした人で、誰かに迷惑をかけることを嫌います。そのため遅刻をカミングアウトして以来、しばらくはモーニングコールが続きました。妻は毎朝、自分が携帯電話に出るまで電話を鳴らし続けました。
しかしこのモーニングコールには助けられたと感じています。もしかすると妻の気遣いがなければ、遅刻の回数が増えていたかもしれません。自分は寝つきが悪い方です。そのため早い時間帯に布団に入っても実際に眠りに就くのは深夜であることがほとんどです。
このような理由により朝の6~7時は非常に眠たく、場合によっては目覚ましの音さえ聞こえないほど熟睡していることもあります。このような状況は昔も今も変わりません。今思えば、この状態でよく遅刻を二回に抑えることができたと感心してしまいます。
それでも二度の遅刻はかなりこたえました。会社に着いたときに職場のみんなが何もせずに自分を待っている姿を見たとき、本当に申し訳ないという感情が沸き起こってきたのを今でも覚えています。一人暮らしを行っていたときは様々な失敗を繰り返しましたが、人に迷惑をかける失敗ほどへこむものはありません。
おことわり
この記事はあくまで個人の感想であり特定の個人や業者などを批判するものではありません。また状況が変わっている可能性もあります。お部屋を借りるというのは決して安い買い物ではありませんので最終的な判断はお客様の責任で行っていただきますようお願いします。
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