昔からクレーマーの類は居たのですが近年ではネットはじめSNSの普及に伴い何かあればすぐに広がってしまいます。そのスピードはうp主の頭脳では到底追い付かないほどのスピードとなっています(苦笑)
ポリコレとは何か
最近ネットなどで耳にする言葉ですが正確には「ポリティカル・コレクトネス」と言い、人種・民族・宗教などに基づく差別・偏見を防ぐ目的で、政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使用することを指します。日本では「政治的妥当性」「政治的公正」「政治的適正」「政治的正当性」「政治的正義」などの訳語も使われるようです。
1980年代にアメリカ合衆国で始まった、「用語における差別・偏見を取り除くために、政治的な観点から見て正しい用語を使う」という意味で使われる言い回しであります。ポリティカル・コレクトネスは差別是正活動の一部として、英語だけでなく日本語など英語以外の言語にも持ち込まれて、一部の表現の置き換え・言い換えにつながった。(引用:wikipedea)
まあ分かりやすく言うならば「特定の人を傷つけないように」という事のようです。
例えば、看護婦→看護師、保母→保育士、ビジネスマン→ビジネスパーソン
スチュワーデス→CA(キャビンアテンダント)などなど。
肌色という表現もいつの間にか消えてしまいました。(人種を連想させ表現が不適切というクレームが各方面から来たそうです)学校でも昔なら男子は○○君、女子は○○さんだったのが男女とも○○さんになっているそうです(個人的にはやりすぎかと。せめて君付けでいいのでは?とも思うのですが。)
おかげさまでテレビや映画、ゲームが年々つまらなくなっているのは別のお話です。クレームが来るのを極度に恐れて(事なかれ主義とも言う)行き過ぎた配慮とか本来の表現の豊かさを発揮できない状況です。少しでも差別的と思えば過剰に反応し厳しく批判する輩も後を絶たない状況です。(まあうちらは動じませんがw)
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少し前までは企業側も過剰に対応している感があったのですがここ最近変わってきているようです。以下ツイッターからの引用です。
引用元:https://twitter.com/kettosee/status/1523457404255358978
今日の朝会で聞いた話をメモっとく。キーワードで「ポリコレ当たり屋」というのが大分聞かれるようになったらしい。たわわ、例の駅のバリアフリーの人、本当に改善するつもりではなく、ただ騒ぐのが目的の人。もう企業でも「ポリコレ当たり屋に絡まれたら無視しろ」というのが普通になりつつあるという
ポイントは「一般企業はとにかく騒ぎを嫌う」と思われてること。当たり屋はそれが目的でとにかく騒ぐ。企業はごたごたが嫌だからすぐに謝る。当たり屋は社会的に自分の主張が認められたと主張する。昔の街宣右翼と一緒
これまでは企業もSNSに慣れてなくて「炎上した!担当者を呼べ!鎮火させ!」「謝罪しかありません!」とかやってたし、担当者もすごく叱られてた。でも今ではSNS担当役員なんてのがいるようになった時代
広告のオリエンテーションでも「SNSをどう活用するか」が1ページ目のでかでかと書かれるようになった時代。本気になった企業の勉強量をなめちゃいけない。Twitterでも炎上案件はとっくにリスト化され、共有されてる
そうすると炎上案件のほとんどでフォロワー0とか一桁のアカウントがかなりの割合を占めてることに気づくわけ。それを研究、報告するとSNS担当役員は「当たり屋に絡まれたらSNS担当社員を怒らない方がいい」と分かってくる
ああいう話題ではこの学者が出張ってくる。こっちの話題ではこのジャーナリストが出張ってくる。するとこの辺のフォロワーひと桁が反応する。そういうのを企業はもう把握しつつある。炎上の反応からフォロワーゼロ、一桁を取り除いてみる。すると、なんだ炎上させてるのは10人程度じゃん、となる
本当に悪いんだったらクレベリンの件のようにちゃんと手続きを踏んで改善することができる。それが法治社会。そうした手続きを踏まずに恣意的に世の中を動かそうとする。これまでは企業の弱みがそれにつけ込まれてきた。それが「当たり屋」だとバレてきた。いいことだよね
私は個人的にはネットの集合知、多くの人の意見が可視化されてそれが企業や自治体、国を動かすことができるという、メット発の草の根民主主義みたいなのを信じてたし、信じたい。でも今はその弊害の方が目立ってきてしまった
これから5年くらいで「当たり屋対応マニュアル」みたいなのがどんどん整備されるだろう。そうすればあの界隈のああいう活動は通用しなくなる。あそこまでエスカレートさせて国連まで担ぎ出しても、謝罪なんてしなくてよい、という前例もできてしまった
「ああまたあの人でしょ。あれポリコレ当たり屋だから」「当たり屋は無視が一番」かつての「嵐はスルー」みたいに、もう共通のキーワードになりつつある。特に今回のは騒ぎを大きくし過ぎた。それがかえって主張や方法論の無理筋さを周知させる結果になった
これはよくあるハッシュタグ運動なんかでも言えることで、企業の担当者なんかは
(直接関係ないとはいえ)あれも冷めた目で見てる。フォロワーゼロとか一桁とかがもう可視化されるからね。SNSに慣れてない人をだませるのも最初のうちだけなんだよ
一応いまだに当たり屋やハッシュタグ運動なんかが有効なのは「こんなに炎上してます!」とTVのワイドショーなんかが取り上げるから。でもこれの寿命もあと5年以下だよね。TV視聴のメイン層はどんどん減っていく
今では企業のパブリシティ予算も、TVで取り上げさせることからインフルエンサー施策にシフトして来てるし「ワイドショーで炎上が取り上げられた!担当者を呼べ!」というのもどんどんなくなりつつある。「あんなん〇〇だけのメディアでしょ」企業は冷徹に見てる
追記)あ、ちなみに「これは『ポリコレ当たり屋』ではなくて正当なクレームなんだ」という向きは堂々と持論を主張されればよいと思いますよ。企業は「炎上」は無視しますが「正当な根拠のある改善要求」は聞いてますので。逆にちゃんとした意見は届きやすくなってると思いますよ。
おことわり
上記の記事はあくまでも執筆者個人の見解や感想であり特定の地域や企業などを批判したり逆に宣伝したりするものではありません。またこの記事と状況が変わっている可能性もありますので最新の情報に関しましてはお手数ですがお客さまご自身でご確認をお願いします。
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